帝人ボルボ、体質強化完了し今年のボルボ車販売1200台へ――近く新型車全国発売。

産業

輸入車ディーラーの帝人ボルボ(本社東京、社長吉田宏氏、資本金十二億円)はこのほど、ボルボ車の本格的な販売促進に取り組み始めた。五十五年春以降、輸入車の需要不振に見舞われた同社は二年間経営合理化に努めていたが、「経営体質の強化が成った」として積極的な販売促進策に転じることにしたもの。

 同社は新型「ボルボターボ」(排気量二千百cc)を十二日から全国で本格販売に踏み切り、市場が膨らみつつあるターボ車ユーザーへの売り込みをねらう。また、昨年十月から十一月にかけて主力車種の「ボルボ244GL」と「同264GL」の価格をそれぞれ約五%、一二%引き下げた。これは西独のベンツ、アウディ、BMWなど競合車種に対する価格競争力を高めるためだ。

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