緑の自然、それとも美術館建設――旧白金迎賓館の跡地問題が国会の場に。

ローカル

緑の自然を残すべきか、美術館などの施設建設に力を入れるかで揺れている東京の旧白金迎賓館跡地利用問題が、初めて国会の場に持ち出され、大きな焦点になり始めた。新自由クラブの小杉隆氏がこのほど開かれた衆議院予算委員会第五分科会で建設省などに対処方針を質問したもので、これを機に都市開発と緑地保全問題が論議を呼ぶことになりそうだと関係者はみている。
東京都が買収することになっている旧迎賓館跡地の広さは三万五千平方メートル。東京都ではここに美術館や迎賓館などを建設する方針で、そのための準備を進めている。しかし、鈴木都政の与党の一つである民主クラブなどが東京都の緑豊かな自然を取り戻す「グリーン東京大作戦」に反するとして反発している。

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