第1シードで、史上3人目の5連覇に挑むビヨン・ボルグと前年のUSオープンの覇者、第2シードのマッケンローが激突。マッケンローが第1セットを6-1で奪った。逆にボルグは第2、第3セットを奪い返し、第4セットにマッチポイントを握った。このまま逃げ切るかに思えたが、マッケンローが反撃を開始、タイブレークに持ち込み、マッチポイントを逃れること5度、18-16で大逆転した。この時点で試合はすでに3時間を超えた。この後、ウインブルドン史上に残る死闘は、ボルグの両手バックのパッシングショットが鮮やかにクロスに決まり、8-6で終止符が打たれた。