財団法人キャプテンシステム開発研究所(理事長柏木輝彦氏)は、同システムの五十八年度実用化に向けて実験を続けているが、このための最後のモニターを募集している。同システムは、電話線を通して家庭のテレビ画面に、ホストコンピューターに蓄積した二十万画面の情報を写し出し、ニュース、学習、クイズなどを楽しむとともに、家庭にいながらにしてショッピングもできると言われるニューメディア。
同研究所は五十四年十二月からキャプテンシステムの実験を始め、モニター数はこれまでに東京二十三区内の千八百世帯(事業所)に広がっている。
モニターになる条件は東京二十三区内に住み、システムにつながる電話局番(丸の内局の局番245、271など)を持っていること。モニター装置は無料だが、通話料はモニターの負担となる。募集するモニターは二百世帯(事業所)で、モニターになると六月から十二月末までの半年間、システムを利用して、使用の感想などを聞くアンケート調査に答える。応募の締め切りは三月末日。問い合わせは、同研究所銀座分室(03・574・6151)へ。