日本電気、16KRAMの米での生産繰り上げ――摩擦緩和へ4月から実施。

産業

日本電気は、今年八月に予定していた米国半導体工場(本社カリフォルニア州マウンテンビュー、現地企業名エレクトロニック・アレイズ)での六十四キロビットRAM(随時書き込み読み出しメモリー)現地生産計画を大幅に繰り上げ、今月中に試作を開始、四月から月間十万個の規模で本格的な量産に入ることを決めた。九月には同三十万個に生産量を引き上げる計画で、近い将来には、米国で販売する六十四キロビットRAMの半分を現地で生産する方針。

 わが国半導体業界では、すでに日立製作所も四月から六十四キロビットRAMを米国工場で現地生産することを決めており、これで業界第一、二位のメーカーが足並みをそろえることになる。

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